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社会・組織の文化と私たちに出来ること | 【ザ・リーダーシップ・サークル】リアクティブからクリエイティブへ
リーダーシップの旅

社会・組織の文化と私たちに出来ること

このところのISをはじめとするテロリズムや
国内においても理不尽に人を殺める事件が続いていて
度々やるせない気持ちになる。

外交の前線で行動している方々を応援しつつ
立場は異なるが、自分に何ができるか、何をするか
ということを真剣に考えている。

この問いを入り口に、
身近なことと、そして組織のリーダーシップについて想いを巡らしてみた。

まず、「私たちが加害者だと思う人々」に好奇心を向けてみた。
理解し得ない、歴史的なことや、彼らの体験、思想があるのだろう。
それでも、誰かを簡単に殺したり、子供達さえ道具として使うような気持ちになる必要がない
そんな世界を創っていきたい。
そのために、次元は異なるが
まずは自分の目の前の人、家族はもちろん仕事で出会う人、さらには道ですれ違う人にも
自然な思いやりと勇気をもって接する事を意識している。

昨日、見知らぬ小学1年生くらいの女の子が通り困っている様子。
護身用の携帯アラームのスイッチが入ってしまい、止め方が分からなくなっていたそうだ。
近づいて声をかけた。
「あらあら、どうしたの?」
「これ、鳴っちゃった」
私も止め方は分からない。
そこへ4年生くらいの女の子が通りかかり、「こうするんだよ」と言ってアラームを止め、
何事もなかったかのようにキックボードに乗って爽やかに去って行った。
一年生くらいの女の子も、恥ずかしがる様子もなく、とても自然。
その光景を、私以外にも、多くの大人達が窓を開けて見守っていた。

敢えてここに書くほど特別な事ではないのだが、
そこには自然な会話があり
「優劣」とか「やってあげている」「やってもらっている」の感覚がない。
そこに暮らしている安心感がある。
「無理な孤立」というものがない。

この社会で声を掛け合いながら暮らすのが普通のことであり、
困ったときにはだれかが気づいて、助け合うのが普通のこと。
この安心感が根底にあれば、人を傷つけ、力を誇示し合う力に引きつけられる人が
これ以上増える事はないのではないか?

組織で大勢の人を動かすリーダーシップとは違う文脈だが
どこかで繋がっているように感じる。
それは何だろう。

これは、その社会や組織の文化を牽引するリーダーの在り方やメッセージと、
組織の構成員一人一人の意識や行動の発達レベル、
すなわちcollective leadership(集合的リーダーシップ)の
在り方の根源を示唆するものではないだろうか?

一部の人が特権(権力であったり、能力であったり)を使い
支配的なリーダーシップを行使して他の人々を従属させる組織では、メンバーは恐れから動く。
自分の身を守るために自らの意見は口にせず、また、他者には無関心。
この様な文化に長く浸かっていると混乱やコンフリクトの時には、
協力ではなく責め合うこととなり、極端になると大きな対立の構造に育って行くのではないか?
一方で、組織に安心感があり、
一人一人が自分も相手もその場に起きている事も感じ取ることができ、
身体や心が動くままに自らの判断で声を掛け合い、行動し、
助け合える場になっているとしたらどうだろう(まさにクリエイティブコンピテンシーの5つに繋がる)。
少なくとも、人間としての幸福感はかなり異なるし
その組織で働くモチベーションは全く異なるものになるだろう。
長期的なパフォーマンスにも影響するし、難しい局面で組織が力強く機能することにも貢献する。

業績を達成するということ以外に、
組織文化を創るということも、組織のリーダーの大切な仕事の一つ。

リーダーは、組織を率いて行くと同時にメンバー一人一人の成長と文化の醸成に時間と意識を使う必要がある。

プレイヤー、マネージャーとして前線にたってきたパワフルなリーダーの中には、
この転換に苦慮する方も多い。
これまでのやり方を一度脇に置き、
新たなエネルギーの使い方をする許可を自分に与えてはどうだろうか。

まずは自分の足下の組織から。
そして冒頭の社会的な問題に向けても、希望を持って取り組んで行きたい。

2015年 2月17日
井上奈緒